自分が40代なので『アナボリックレジスタンス』について調べてみた
アナボリックレジスタンスとは、
筋肉が
アミノ酸や、運動に対して反応しにくくなる現象
のことを言うらしい。
コワっ!!!Σ( ̄ロ ̄lll)
例えば、
「昔はプロテイン20gで十分だったのに、
今は同じことをしても筋肉が付きにくいなぁ」
という感覚に近いらしい。
Contents
まず、アナボリックとは何か?を知る
anabolic~アナボリック~は、
- 同化
- 組織を作る
という意味。
その対義語は、カタボリック。
- 異化
- 分解
という意味。
つまり、
アナボリックレジスタンスとは
〖同化刺激への抵抗性〗
という意味になる。
…同化しにくいってことですね。
具体的に何が起こるのか?
若い人がEAAを摂取した場合
EAA摂取
↓
ロイシン上昇
↓
mTORC1活性化
↓
MPS増加
となる。
加齢の影響がある人がEAAを摂取した場合
EAA摂取
↓
ロイシン上昇
↓
mTORC1活性化が弱い
↓
MPS増加が小さい
となる。
つまり、
《同じ栄養を摂っても筋肉の反応が鈍い》
ってこと。
何歳から起きるのか?
chatGPTによると、
- 40代頃から徐々に起き始め
- 60代で顕著となる
らしい。
看護師的な視点で見ると、
入院などで活動量の低下、長期臥床が加わると
この現象は急速に進む。
高齢者が手術後に急速に筋力を失うことがあるが、
まさに、このアナボリックレジスタンスが関与していると言える。
アナボリックレジスタンスを招く5つの原因
- mTORC1の反応性の低下
- 筋血流の低下
- 慢性炎症
- ミトコンドリアの機能低下
- 衛星細胞の機能低下
mTORC1の反応性の低下
ロイシンの閾値が上昇するってこと。
つまり、若年者がロイシン2gでmTORC1が反応しても、高齢者では反応が弱いということ。
筋血流の低下
通常は、
食事摂取
→インスリン→血管拡張→アミノ酸供給増加
が起こる。
しかし加齢により、
- 内皮機能低下
- NO産生低下
が起こる。
するとアミノ酸が筋肉へ届きにくくなる。
慢性炎症
加齢に伴い、軽度の炎症状態が続く。
(嫌だな~)
これは炎症性老化と呼ばれる。
「炎症性サイトカイン」がmTORシグナルやインスリンシグナルを阻害する。
《炎症性サイトカイン例》
- TNF-α
- IL-6
- CRP上昇
ミトコンドリアの機能低下
加齢により
ATP産生低下
酸化ストレス増加
が起こる。
すると、AMPK優位となる。
AMPKはmTORC1を抑制するため、筋合成が起こりにくくなる。
衛星細胞の機能低下
衛星細胞=筋肉の肝細胞
加齢によりその働きも低下する。
筋トレで損傷した筋肉を衛星細胞が活性化することで再生をするが、
反応が鈍化してしまうことで筋修復が低下する。
〖救い!〗筋トレで改善できる
筋トレはもっとも有効な対策だという。
高齢でも筋肥大は起こる。
栄養学的な対策
- 1食ごとのタンパク質を増やす
- ロイシンの摂取量を確保する
- EAAを活用する
看護師目線での解説
アナボリックレジスタンスは単なる加齢現象ではない。
病院では、
- 肺血症
- ICUへの入室
- 術後
- がん
- 長期臥床
でも起こりえる。
これは病態関連アナボリックレジスタンスと呼ばれている。
十分な栄養を投与しても、金タンパク質合成が十分に上がらないのだ。
近年のサルコペニア研究の概念として、
総量だけでなくパルス的に十分なアミノ酸刺激を与える
というのが主流となりつつある。
以上。
